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NEC、仮想デスクトップ環境の利便性を向上させた顔認証ソフト「NeoFace Monitor パッケージ版 V8」

複数のVDIへの同時接続

 NECは、仮想デスクトップ環境(VDI)利用時やAPI連携時の利便性を向上した顔認証ソフト「NeoFace Monitor パッケージ版 V8」を4月中旬より発売する。価格はソフトウェアが1,200円、ライセンスが1台あたり1万6,500円から、1年の保守パックが1台あたり2,600円から。

 新バージョンでは、手元の端末およびVDI環境の両方にNeoFace Monitorをインストールすることで、顔認証によるOSログオン/ロック解除/業務アプリへの代行認証が同時利用可能になったほか、手元端末で顔認証を行ない、VDI環境側の顔認証を不要とする機能、手元端末から複数VDIに同時接続するようなマルチセッション環境で顔認証を使い分けられる機能を採用した。

 また、メジャーバージョンアップ作業をする際に、従来のようなソフトウェアのアンインストールや顔情報を含む利用者情報のデータベース移行作業などをせずに、アップデートのインストーラ適用のみでバージョンアップが行なえるようになった。

 新たに「API連携キットG3」もリリースし、API連携キットのライセンス体系を見直し、通常の NeoFace Monitor V8 のライセンスを端末数分購入すれば、開発者向けの API連携キットとその保守を1ライセンス分追加購入することで、業務システムへの顔認証API組み込みおよび対応システムが利用できるようになった。

 API連携キットG3ではこのほか、認証キャッシュの運用管理強化を実施し、端末がオフライン状態の顔認証時に必要な各端末内のキャッシュデータの有効期限やユーザー数を設定可能とした。また、認証失敗時に詳細をエラーコード形式でアプリケーションへ提供できるようにした。

自動ログオンの代行など
バージョンアップの容易化
API連携キットG3