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夏季の密閉型イヤフォン装着は“耳カビ”リスク

密閉型イヤフォンを長時間装着している人ほど“耳カビ”にかかるリスクが高いという

 NTTソノリティは20日、梅雨~夏季における密閉型イヤフォン/ヘッドフォンの着用による健康リスクに関する調査結果を公開した。

 日本全国の男女500名を対象とした調査。対象者のうち、耳の健康リスクを経験したことがある人の割合は、イヤフォン装着時間が1時間未満の人で10.5%だったのに対して、5時間以上の人で40.5%にのぼった。夏季に密閉型イヤフォンを長時間装着していることで、いわゆる耳カビ(外耳道真菌症)や外耳炎にかかるリスクが高まる傾向があるという。

 それ以外にも、過剰な耳掃除、夏季特有の発汗量増加、プールや海での水泳などを原因として挙げている。外耳道が湿った状態になり皮膚のバリア機能が低下したところに、清潔でない水が流れこんで感染を起こしやすいとしている。

 感染を予防するには外耳道の通気など耳のケアを行なうことが必要だという。具体的には密閉型イヤフォン/ヘッドフォンを長時間使用し続けない、耳を清潔に保ち乾燥させる、耳かきをしすぎないなどの対処法を挙げた。

 本調査結果を受けて同社では、医師の監修による耳の不快感セルフチェックシートも公開している。

耳の不快感セルフチェックシート
耳の不快指数チャート