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Windows 10延命プログラムがテスト開始。個人向けは30ドル

 Microsoftは24日、Windows 10の拡張セキュリティプログラム(Extended Security Update Program、ESU)の提供をInsider Programを通して開始した。費用は個人ユーザーで30ドル、法人ユーザーで1デバイスあたり61ドルから。クラウドおよび仮想環境での利用では無料。

 Windows 11への以降期間中にセキュリティを維持するための措置。Windows 10のサポートは10月14日に終了する予定だが、ESUを導入することで11月以降の1年間、月次セキュリティ更新が受けられる。ただし、セキュリティ以外の更新プログラムや新機能は提供されない。法人ユーザーは最長2028年10月まで延長が可能。

 なお、個人ユーザー向けにはESUを利用する方法として、Windowsバックアップによる設定のクラウド同期を有効化する、「Microsoft Rewards」の1,000ポイントと引き換えるといった選択肢も提供される。

 ESUは今後、Insider Programに加入していない個人ユーザーに対しても7月から順次展開を開始する見込み。