簡単なのにすごい! Photoshop 1分講座

フォトストックサービスが不要に!?Photoshopのみでエフェクト生成、合成するテクニック

 これまで雨や雪、霧や炎などのエフェクトはフォトストックサービスなどでダウンロードして使用することがほとんどでしたが、生成AIの登場でPhotoshopから移動することなくエフェクトを生成できるようになりました。今回はPhotoshopで雨のエフェクトを生成して自然に合成するテクニックを紹介します。

動画版
今回は背景とモデルの2つのレイヤーを分けています
Ctrl(Mac: Command)+Nで新規ドキュメントを作成します。今回は1,920pixel×1,080pixel、解像度72ppiで新規ドキュメントを作成しました
コンテキストタスクバーから「画像を生成」を選択します
プロンプトに「雨のエフェクト 黒い背景」と入力し、コンテンツタイプを「写真」にして「生成」をクリックします
生成された3つのバリエーションから気に入ったものを選びます
生成した雨のレイヤーを選択した状態でCtrl(Mac: Command)+Cでコピーし、元のドキュメントに移動してCtrl(Mac: Command)+Vでペーストします
雨のレイヤーの描画モードをスクリーンにします
雨のレイヤーをモデルのレイヤーの下に移動させます
Ctrl(Mac: Command)+Jで雨のレイヤーを複製し、複製した雨のレイヤーを一番上に移動します
複製した雨のレイヤーを拡大します
拡大した雨のレイヤーを選択した状態でメニュー>フィルター>ぼかし>ぼかし(ガウス)で強くぼかします。今回は半径を18pixelにしています
雨を遠近を分けて合成することでリアルな合成をすることができます
パパ

映像制作会社などを経て2017年フリーランスとして独立。現在はSNSを中心にPhotoshopの作品メイキング、チュートリアルを投稿している。複数の写真を使い1枚のアート作品を作るフォトマニュピレーションの動画は200万回再生を超え、現在YouTubeのチャンネル登録者数は約11万人、Twitterフォロワーは約6万5千人。また2022年10月からAdobe Community Evangelistとして 講師やセミナー、メディア出演、書籍執筆などを通しノンデザイナーやノンプロ向けに「作れる面白さ」を精力的に発信している。Twitterは@StudioT_ppp