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ファーウェイ、心電図測定もできるハイエンドスマートウォッチ

HUAWEI WATCH 5

 ファーウェイ・ジャパンは、新たなセンサーモジュールを搭載したフラグシップスマートウォッチ「HUAWEI WATCH 5」、およびハイエンドモデルの「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」、「HUAWEI WATCH FIT 4」を6月3日に発売する。

HUAWEI WATCH 5

 HUAWEI WATCH 5は、新センサーモジュールの「HUAWEI X-TAP」を搭載したスマートウォッチ。カラーは、46mmブラック(ステンレススチール)、46mmパープル(チタン合金)、42mmベージュ(ステンレススチール)の3種類を用意し、実売予想価格は順に、7万1,280円前後、7万6,780円前後、7万6,870円前後の見込み。

 HUAWEI X-TAPは、圧力、心電図用の電極、PPG光電式の3つのセンサーが一体化したもので、本体側面に設けられており、指からデータを測定する。本体裏側のセンサーと組み合わせることで、より高精度かつ高速に生理的パラメータを取得できるという。

HUAWEI X-TAP

 日本のプログラム医療機器承認を取得した心電図測定機能も搭載。前モデル(HUAWEI WATCH 4)から新たに心拍変動(HRV)測定機能も加わり、情緒モニタリングも可能となった。そのほか、睡眠、皮膚温、ストレス、生理周期といった測定にも対応。転倒検知機能も備え、ユーザーの転倒時に緊急通報を行なってくれる。

 ディスプレイは、同社製スマートウォッチの中で最も狭いベゼル幅を実現したといい、約80.4%の画面占有率を達成。1.5型(46mmモデル)または1.38型(42mmモデル)の466×466ドットLTPO AMOLEDを採用し、最大3,000cd/平方mの高輝度により屋外での視認性も確保した。表面は耐擦傷性に優れた球面サファイアガラスとなっている。

 そのほか、5ATM+IP69の防塵防水設計や、GPSを内蔵する点も特徴。前モデルから引き続きeSIMを内蔵。スマートウォッチ単体での通話やSMSメッセージの送受信などが行なえる。

 無線機能はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、対応OSはAndroid 9.0以降/iOS 13.0以降。標準モード/節電モード時のバッテリ駆動時間は、46mmモデルが約4.5日間/約11日間、42mmモデルが約3日間/約7日間。

 本体サイズ/重量は、46mmブラックが約46×46.7×11.3mm/約63g、46mmパープルが約46×46.7×11.3mm/約58g、42mmベージュが約42×42.5×10.5mm/約51g。

HUAWEI WATCH FIT 4 Pro

HUAWEI WATCH FIT 4 Pro

 HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、サファイアガラスやアルミニウム合金、チタン合金などの高級素材を使用したプレミアムモデルのスマートウォッチ。実売予想価格は、ブラックおよびブルー(フルオロエラストマーベルト)がともに3万7,180円前後、グリーン(ナイロンベルト)が3万9,380円前後の見込み。

 新たに気圧計を内蔵し、登山やトレイルランニングにも対応。サードパーティのサービスからGPXルートデータをダウンロードしておくと、ウォッチ上で自分の位置やルートを確認できる。ルートから外れると知らせてくれる機能や、残りの距離などを確認できる機能も備える。

 また、「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」と同等のゴルフ機能を搭載。国内で2,400以上のコルフ場マップが利用できるほか、グリーンや各ハザードとの距離なども確認できる。そのほか、プログラム医療機器承認を取得した心電図測定、睡眠測定、情緒モニタリング、5ATM防水による40mのフリーダイビングなどにも対応する。

 ディスプレイは1.82型480×408ドットAMOLEDで、最大輝度は3,000cd/平方m、無線機能はBluetooth 5.2、対応OSはAndroid 9.0以降/iOS 13.0以降。バッテリ駆動時間は、通常使用で約10日間、ヘビーユースで約7日間。

 本体サイズは約40×44.5×9.3mm、重量は約30.4g。

HUAWEI WATCH FIT 4

HUAWEI WATCH FIT 4

 HUAWEI WATCH FIT 4は、上述のHUAWEI WATCH FIT 4 Proのベースモデルにあたるスマートウォッチ。実売予想価格はは、ブラック、ホワイト、パープルの3色(フルオロエラストマーベルト)がともに2万3,980円前後、グレー(ナイロンベルト)が2万5,080円前後の見込み。

 上位のProモデルと同様に、新たに気圧計を搭載。心拍や睡眠、血中酸素や情緒モニタリングなどの機能も備える。一方で、ディスプレイの輝度が最大2,000cd/平方mとなっているほか、心電図や皮膚温の測定、ゴルフ機能などには非対応となる。

 ディスプレイは1.82型480×408ドットAMOLED、無線機能はBluetooth 5.2、対応OSはAndroid 9.0以降/iOS 13.0以降。バッテリ駆動時間は、通常使用で約10日間、ヘビーユースで約7日間。

 本体サイズは約38×43×9.5mm、重量は約27g。