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7型UMPC「GPD MicroPC 2」の全貌公開。予約は7月より
2025年6月11日 18:27
深センGPD Technologyは11日、新しい7型UMPC「GPD MicroPC 2」の詳細についてWeChatですべて明らかにした。月内に内部ベータテストを行ない、終了後に価格を発表する。予約は7月を予定している。
筐体については従来と同じ韓国LG-DOW 121H耐衝撃ABS樹脂を採用。ストラップホールも継承している。また、初代の液晶ヒンジは150度開くだけだったが、MicroPC 2ではそもそも2in1になったことで180度開くようになった。
電源はUSB Type-Cより給電を行ない、標準で45W USB PDアダプタが付属。サイドバンド給電によりバッテリ抜きでも駆動可能なほか、充電上限も設定できるようになった。全体の消費電力は20W前後で、ほとんどの100W対応モバイルバッテリで駆動可能だという。
ディスプレイは1,920×1,080ドット表示対応の7型。色域はDCI-P3 97%、輝度は500cd/平方mの対応が謳われている。第6世代Corning Gorilla Glassを採用し、AF指紋防止コーティングを施した。
電源ボタンはキーボード面から側面に変更され、指紋センサーも内蔵。冷却には純銅製ヒートパイプ/ヒートシンクを採用し、超静音を謳うブロワーファンを搭載。従来から風量が45%増加した。底面の面積の22%が吸気口となり、3mmと高さのあるゴム足により吸気を確保しているという。
そのほかの仕様は、CPUがIntel N250、メモリが16GB LPDDR5-4800、ストレージが512GB NVMe SSD(M.2 2280)、OSにWindows 11 Proを搭載。なお、重力センサーの認識に問題があること以外、Linuxカーネル6.12/6.13/6.14/6.15カーネルと優れた互換性を実現しているという。
インターフェイス面は、USB 3.2 Gen 2 Type-C 2基(いずれもDisplayPort Alt ModeおよびUSB PD給電対応)、USB 3.2 Gen 2 2基、HDMI 2.1、UHS-I対応microSDカードスロット、Realtekの2.5Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、重力センサー、音声入出力などを搭載する。
バッテリは27.5Whリチウムイオンで、駆動時間は高負荷で2時間、ライトな利用で8時間。本体サイズは171.2×110.8×23.5mm、重量は490g。