モリサワ、「游ゴシック」など手がける字游工房を吸収合併

　株式会社モリサワは、子会社の有限会社字游工房を11月1日付けで吸収合併すると発表した。両社がこれまで培ってきた開発力を融合し、高品質で幅広いサービスを提供いくとしている。

　字游工房は、「游明朝体」や「游ゴシック体」などのフォントを手がける1989年設立の企業。2019年3月にはモリサワの100%子会社となり、写研改刻フォントなどの共同開発も行なってきた。両社では今回の吸収合併について、フォント市場を取り巻く急速な環境の変化やグローバル化に対応し、より迅速かつ多様なフォント製品を提供していくことが目的だと説明している。

　なお合併後、字游工房のブランドや事業はモリサワが継承。既存のフォント製品の契約は、そのまま継続して利用できる。また、サポート対応については後日改めてアナウンスするという。